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No More Books, No More Silence


Break the silence against gender-based violence in publishing industry in China


恰恰の声明文

恰恰(発音:チャーチャー)さんの声明

まず、フォロワーの皆さんにお詫びを申し上げます。この件(範新の強制わいせつ未遂事件がSNSで広まったこと)が起こって以来、自分が今やらなければならない最も重要なことは、会社が範新さんとの完全な切断を促進し、商標権・ブランドの抹消に関連する事務を開始し、読者の皆さんに説明することであります。この一連のことを進めるために、日々努力しています。具体的な対応方法については、『一頁』の公式な声明をご参考ください。

最近インターネット上で、私に対する非難が非常に多くて、一つひとつに回答することはできません。以下、2016年に起こった事件(強制わいせつ未遂事件)に関する事実について、述べたいと考えております。投稿者の原文に忠実し、できるだけ被害者の情報を保護し、被害者の気持ちを考えながらご説明致します。

これまで、和解を目的として原告や被害者と連絡を取ったことはありません。ただし、声明を出す前に、彼女たち(投稿者と被害者)の気持ちを考慮したかったため、彼女たちに声明内容を確認していただくように連絡してみましたが、連絡が取れませんでした。したがって、今回の声明は私の個人の記憶と、被害者とのチャット履歴のみを参考にしたため、私の記述にバイアスがあれば、予め被害者や元同僚、そしてすべての人々に深くお詫び申し上げます。

投稿に書かれたことは2016年に起こった事件であり、当時の仕事は新入社員だった私にとっては、出版界での初めての正式な仕事でした。投稿の冒頭で書かれたように、その会社が立ち上がったばかりで、自分の仕事経験も不十分であります。その時点で、会社は人手不足だったため、私がチームの結成に深く参加し、管理者の一員として対応しました。
被害者とのチャット履歴によれば、事件が発生した当時、範新さんは被害者と深センで出張していました。チームの管理層で唯一の女性である私は、事件発生後電話で被害者と話をしました。電話から、事件の詳細を知れず(※範新の強制わいせつ行為を知らなかったという意味)、事件の深刻さが理解できませんでした。ただ、彼女が傷つけられたことや、自分がチームの人を守れなかったことを悔やみました。電話を切った後、自分のメンタルが崩壊しそうになりました。
そして編集チームの小さなグループに長いメッセージを送信し、社内でセクシャルハラスメントが発生したということを通告し、自分が本当に悲しかったということも伝えましたが、事件の詳細について一切言及しませんでした(※被害者本人のプライベートを守るという意味)。その後、通告のことをスクリーンショットして被害者にも知らせました。

スクリーンショット1:投稿者による事件の詳細についての説明
スクリーンショット2:私自身が同じ事件について被害者に説明した内容で、彼女に記録のスクリーンショットを送りました。このスクリーンショットは現在ダウンロードできません。

上記のスクリーンショットは、投稿者が言及した関連情報と照らし合わせるためのものであり、自分のチャットのみを含みます。当事者の許可を得る前に、当事者のチャット履歴のスクリーンショットを再度使用することはありません。

投稿者の元の投稿の説明から推測すると、当時のチャットで私が「今日のことを外部に漏らさないでください」という表現を使った可能性があります。当時の自分の意図は今では思い出せなく、情報が広まることで彼女に二次的被害を与えてしまうことを懸念したかもしれません。また、事件を公開するかどうかのは被害者本人の選択のはずで、誰でも彼女に代わって発言する権利がないと思ったかもしれまん。
前文の通りに、当時、私が会社でそれほどの権威を持っておらず(※投稿に書かれたように社員全員に口止めする権力を持っていないという意味)、投稿者の記憶と記述に忠実したがったが、範新さんを保護するために口止めということをやりませんでした(投稿者の話は真実ではなく、口止めのことは絶対ないという意味)。しかし、人によって考えは異なるかもしれないということが知っています。

また、元の投稿に記載されているように、被害者本人は事件を自ら同僚たちに公開することを決意し、会社の編集者たちは彼女を積極的に支援し、慰めました。彼ら(編集者たち)は団結力があり、高潔で美しい人々です。同時に、被害者は弁護士の友人と相談し、相談のことを私にも教えてくれました。私は被害者の唯一の相談相手だったというわけではなくて、彼女は多くの方に意見を積極的に求め、事件のことは当時会社の重要なビジネスパートナーまで広まり、大きな波紋を起こしてしまい、範新さんへの批判を引き起こそうとしました。以上の事実は私が「口止めの命令を下した」というネット上の非難と明らかに矛盾しています。

深センに戻った後、同僚と一緒に被害者に会いに行きました。彼女はチームを離れたくないという気持ちがあり、範新を会社から切り離させたいという具体的な要望を出しました。それは自分の能力範囲を超えたと彼女に認めました。当時の私は弱く、またチームが解散されることを恐れていたということも彼女に伝えました。彼女がまた別の要望を提出しました。それは範新が書面で謝罪することでした。彼女は範新との面会を拒否したため、被害者の要望伝達や両方のコミュニケーションを促進することは、私が仲介人として行うしかありませんでした。その後、範新さんが謝罪文を被害者に提出し、すべての社員の前で公的な謝罪をしました。
以上は投稿者の投稿にも言及されたことであります。今考えてみると、当時の私が臆病で無力であり、女性リーダーとしてすべきことをしなかったし、彼女の側にいる女性としてすべきこともできていなかった。このことに対する罪悪感は今でも完全に消えていません。

範新さんは2018年の初めに元の会社(広西師範大学出版社傘下の新民説)をやめた。2019年、彼に新しく設立された会社に招待されましたが、本当に躊躇しました。しかし、範新さんは過去の出来事が酔っ払ったからやったことであり、今後同様のことは絶対やらないと保証しました。また、当時深圳にいた私は出版業界とのつながりが非常に弱く、出版業の他社のオファーをもらえなかったので、深圳から北京へ転職したかったのです。また、この事件をきっかけに、職場でのセクシャルハラスメントに対して、範新さんに対して、圧倒的な制圧力を持つ女性マネージャーになれると考えたため、オファーを受けました。
『一頁』が設立されてから現在まで、私の知る限りでは、社内でセクシャルハラスメントの事件は一度も起こっていませんでした。プライベートの場合でも、範新さんに言動などをいつも注意し、女性とやりとりをするときに、男女の境界線を厳重に守るように常に忠告しています。2016の事件を知った上で、この会社に入ったことは被害者の気持ちを傷つけたということがわかりました。今でも自分の選択を深く後悔しています。

私は『一頁』の株式を持っていないが、ブランドが立ち上がった最初の日から、自分の全ての情熱とエネルギーを会社に注いだと自負しています。しかし、常に恥ずかしさや恐怖を感じています。内心では、過去の自分と決別したいと強く望んで、過去の弱かった自分と別れたかったです。
実は、私自身も大きく成長し、変化を遂げています。最初から決然としたフェミニストだったわけではありませんが、自己成長をつねに求めています。成長は一日で完了できるものではないため、現在の私にはまだ欠点と欠陥があります。チームは一日で完璧にできるものではないが、今のところでは『一頁』のチームは女性がメインになっています。私と『一頁』の編集部は、出版書籍のテーマの選択において、徐々にフェミニズムの方向に転換していました。この転換は4年の成長を経て、達成されました。私もみんなも変わっています。みなさんは日々影響し合い、お互いを助け合い、互いに方向性を示しあいます。範新さん本人はこれらに干渉したり参加したりしていません(※範新さんは『一頁』のフェミニズムへの方向性の転換と一切関係なしという意味)。
しかし、この方向性の転換は私のせいで、失敗しそうになるかもしれません。再度私に選ばせるとすれば、当時よりも勇敢な選択をしたいと思います(当時の事件では、よい役割を果たせたいと認める)。再度私に選ばせるとしても、断固としてこれらの本(フェミニズムのテーマの本)を企画・出版することにすると思います。

この3日間で一所懸命に社内で交渉を行った結果で、『一頁』声明の通りに、範新さんは今後完全に退社し、今後の書籍、運営、収益には一切関わりません。創業者の過ちはブランドに取り返しの付かない損害を与えました。私自身もその責任から逃れることはできませんが、残った出版テーマの選択、著作権の契約、本の原稿には多くの著者、翻訳者、協力者の心血が込められています。そのため、私は残った編集部と共に働き続け、ビジネスパートナーと読者のために力を尽くし、会社を辞めることにする編集者に退職手当を提供します。

会社が今の危機に瀕することは、私に大きな責任を取っています。7年前、ブランドの損害とチーム解散への恐れが強かったため、勇気の足りない選択肢を選びました。この7年間を経て、より良い人間になれたかどうかはわかりませんが、今回のこの困難な戦いに終止符を打ちました(※自分のできることをすべて完了したという意味)。
将来、私が会社に必要とされなかったら、同僚たちは私の存在が負担になると感じた場合、すぐに辞職することにします。改めて、フォローしてくださっている友人に深くお詫び申し上げます。今後会社の作業に集中し、ソーシャルメディアを一切更新しません。皆様が幸せでありますようにお祈りいたします。